地元が被災地になるということ
昨日の台風21号、猛威とは聞いてたけど、あそこまで猛威とは思わなかった。
お店は臨時休業になって仕事はお休み。朝は本当に台風来るのか?とも思ったけど、お昼近くにつれて怪しくなって、そしたら知らないうちに色々飛んでるし、木はしなってるし、ゴウゴウ鳴ってるしで、めっちゃ怖かった。
興味本位でも外に出てみちゃダメだな、こんなに身の危険感じたの初めてかもしれない。
幸い私の家は、停電も浸水もなくて無事だったけど、私の知ってる駅とか空港とか街が散々なことになってて、ゾッとしてる。
よく遊びに行く場所に波が打ち付けられてる映像とか、よく使う駅の電線と飛来物が接触してる映像とか。悲しいとか、どうしようとか、感情を持つまでにタイムラグがあった。唖然ってこういうことを指すのか。
今までもいろんな災害をニュースで見て来たけど、どこか他人事みたいなところがあったんだよね。
阪神大震災の年に生まれたから神戸の震災は知らないし、地震も、東日本大震災も、熊本地震も、私は関西にいたから体験しなかったし。
一丁前に心配もするし、悲しくなるけど、心のどこかで遠い関係ない話って割り切れて、私じゃなくて良かったって思っちゃう自分がいて。
今日だって、欅坂46のコンサートへの遠征が無事に行けるか、めちゃめちゃ心配したし。(無事新幹線走ったから行けそう)
ああ自分ってちっちぇえんだなって改めて感じた。「人類皆兄弟!万人を愛す!」みたいな余裕、まだ私には無かったみたいだ。さみしいけど。
今回の台風といい、前の暴風雨といい、地震といい、「被災」っていう体験は突然で、それに立て続けに起こるので、なんだかふわっとしていてよく分かっていない。
今年に入ってお店は2回休業になってるし、2回閉店時間早めてるし。どうしたもんだか。
東京での学生生活を終えて、Uターン就職で、4月から地元関西の生活をしてるわけなんだけど。帰ってきてからというものの、関西、散々すぎるな。
地元が被災地になるということは、自分ごとになるということ。
手を差し伸べてくれてくれる人、影で働いてくれてる人に気付けるんだね。
あと自分がいかに自分のことばっか考えてるかっていうのも分かる。
感謝せねばならんなあ。あと、自分も手を差し伸べられる人にならねばならんなあ。
そんなことを思った。
はやく平穏な生活が戻りますように。